SST主催による摂食嚥下の院内研修を実施しました

  • 取り組み・活動
2024.10.24

10月23日に、摂食嚥下サポートチーム(SST)主催による院内研修を実施しました。

「多職種で患者さんの『食』を支える」というテーマのもと、摂食嚥下の基本についてのミニ講義に続いて、食事摂取や介助の体験会を行いました。介助者役と患者さん役に分かれて、実際に車椅子やベッド上で嚥下食やトロミ茶を摂取してもらい、ポジショニングやシーティング、介助方法のポイントを学ぶことができました。当日は30名以上の参加があり、和気あいあいとした雰囲気の中で行われ、参加者同士で入院中の患者さんについて介助方法を話し合う場面もありました。 研修後のアンケートでは「実際に患者さん役になって、ポジショニングやシーティングの重要さを学べました」「自分が体験することで、頭に入りやすかったです」「拒否する人や食思のない人への対応はありますか」などの感想や質問がありました。

近年コロナウイルスの流行が続き、マスクを外した状態での体験型の研修は開催が困難でした。今回は、介助者役のフェイスシールドやアイシールド・サージカルマスク・グローブ装着の徹底や、体験中使用するスプーンはサランラップで保護して持ち歩くなどの感染対策を施した上で、研修を開催することができました。

今回の研修で得た経験を患者さんへのリハビリ・ケアに生かし、今後も研修を重ねて、「摂食嚥下障害のある患者さんの対応に強い回復期病院」を目指していきたいです。

メンバーみんなで準備